ケアンズからヨーク岬半島突端まで2週間のツアーでした。
参加者は7名。人数が多いので代金も一人1600ドル+食費といったところでした。
ニュージーランドからの研究者グループ。
全員ドクターということで、カカポの保護やらチャタム島での調査、ロードハウ島ネズミ駆除など、むしろこちらがいろいろ聞きたい体験ばかり。
ケアンズから車で北上なので、当然、キビタイヒスイインコとアカオオタカには立ち寄ります。この時期は道も荒れておらず快適です。
キビタイヒスイインコは今年順調なようです。数も多いです。絶対数は少ないんでしょうけど…。
アカオオタカも順調に繁殖に入ってくれそうです。
道中シラガトビなどやクロムネトビなども。
ミナミアオバズクも今年もヒナが巣立ったようです。
レイクフィールド国立公園は閉鎖されていましたが、いつ開くのか問い合わせたところ、「あー、入っていいよ。」とのこと。
さすがオーストラリア。
すごいところにセイタカコウの巣ができてる。
このあたりで押さえておくのはキンセイチョウとセグロモズガラス、ミツスイ類ですね。
レイクフィールド国立公園の後はアイアンレンジ国立公園を目指します。
道中爬虫類もよく姿を見せます。今回はオオトカゲ類が少なかったですが、寒さの影響でしょうか。 ズグロパイソンやアメジストパイソンなんかは結構いました。
宿のベランダからの景色
宿の敷地には
ハイイロオオタカがいたり、
キバラタイヨウチョウがいたり、
ベニビタイヒメアオバトがうるさいくらいだったり、
イチジクインコが来たりと、素敵な場所です。
各種ミツスイ類も賑やかでした。
宿の中にも
クツワアメガエルがいたりします。
アイアンレンジでの目玉といえば、ヤシオウムとオオハナインコです。
オオハナインコは道を歩いていると、見えるところに巣があったりするのですが、ストレスをかけたくないという参加者の意向で、なるべく巣の近くによらない方向で探鳥。
ヤシオウム
ヒメヤブムシクイは足環つきの個体が。
他にもちらほらカラーリングつきのカオジロキアシヒタキとかもいました。
アンテキヌス。
ハイイロクスクス。
エメラルドパイソンもいましたが、残念ながら写真はとれず。
キバシショウビン、チャバラニワシドリ、ケープヨークエリマキヒタキ、キアシオリーブヒタキ、チャムネミツスイ、メジロミツスイ、アカガオインコ、キタメグロヤブコマなどここで見ておく鳥は一通り観察。
あまり花が咲いていなかったので、キミミオリーブミツスイはあえて探さず。
なぜなら北上するとたくさんいるから。
ということで、さらに北を目指します。
アリ塚もでかくなります。
意外なことに気温はあまり上がらず。むしろ朝なんかは肌寒いくらいでした。
北端部の熱帯雨林。
オーストラリア大陸北端です。という看板がたっています。
基本的な鳥相はアイアンレンジと同じですが、ヤシオウムが公園にいたりします。
アイアンレンジで取りこぼしていたキミミオリーブミツスイやらヤイロチョウなどを探し、後は世界大戦にまつわる史跡を巡ったりしました。
ウツボカズラの自生地としても有名です。ランも多いです。参加者のうち4名はむしろ植物屋さんなので、その辺も面白かったようです。
今は道もずいぶん整備されているので、突端まで普通に車で行けるようになりました。
ツアーのバスなんかも毎日走っているようです。